평양방어사령부(평방사)
◆平壌防御司令官:朴基西次帥/副司令官金ナムギョン中将
◆司令部:平壌市三石区域所在
平壌防御司令部は、1955年、民族保衛省傘下部隊として創設された。60年代に護衛司令部に統合されたが、90年代以降、再び独立した司令部となった。一部資料に首都防御司令部という表現が登場するのを見れば、北朝鮮での正式名称は、平壌防御司令部ではなく、首都防御司令部であるようである。
兵力は、増強1個軍団級で、特に最新装備を集中保有するものと知られている。内外通信の報道によれば、平壌防御司令部は、機動師団(戦車)、砲兵師団、高射砲旅団、重火器旅団、特殊旅団等で構成されているという。平壌防御司令部の高射砲旅団と別途に平壌高射砲司令部が存在するのかは良く分からない。北朝鮮唯一の師団級戦車部隊である「近衛リュ・キョンス105戦車師団」が恐らく平防司所属機動師団であるものと推定される(写真は、朴基西次帥)。
朴基西は、820軍団長に在職したが、97年4月を前後して、平壌防御司令官に任命された。朴基西は、金正日の従兄弟だという説がある。前平防司司令官である
チュ・トイル次帥が、94年7月に死亡した後約3年間、平防司司令官の席は空席だったものと知られている(中央日報97年4月14日付)。
最終更新日:2004/03/19